魔道祖師
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魔道祖師

墨香銅臭/鄭穎馨/千二百

読みごたえしかない

ネタバレ
2022年4月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 仙術を修行する門派が様々ある中で五大世家(雲夢江氏、姑蘇藍氏、蘭陵金氏、清河聶氏、岐山温氏)があり、主人公の魏無羨は雲夢江氏の一人息子の義兄弟で藍忘機は姑蘇藍氏の次男。13年前に「大悪党」として討伐された魏無羨は莫玄羽が体を献じたことによって蘇り、藍忘機と共に禍々しい左腕の持ち主を探っていくうちに13年前の討伐の真相に繋がっていくというスケールの大きいストーリーでした。登場人物が多く、名前が例えば藍忘機では名(本名。家族や目上の人、親しい相手以外が呼ぶのは失礼にあたる。)が藍湛、号(身分や功績、世間からの評判などを表す称号。)が合光君と1人でいくつもあるので慣れないうちは戸惑いました。その上現世のいいところで前世のお話になって行ったり来たりと少々取っつきにくいのですが、次第にお話にぐいぐい引き込まれていきます。ドキドキハラハラしておもしろくてせつなくて悲しくて、時に笑い時に泣き、4巻でいくつもの謎が明らかにされてもう涙涙。そしてBLが発動して萌え散らかして萌え滾ります。もうこれは読んでいただくしかこの素晴らしさをお伝えすることはできません。「このBLがやばい!2022年度版」の小説部門で2位の237ポイントに大きく差を開けて1145ポイントで1位に輝いた作品ですので間違いがありません。本当に読んでよかったです。アニメも観ました。作画が素晴らしく歌もよかったです。オープニング曲は疾走感があってエンディング曲は胸に沁みます。完結編が待ち遠しいです。ドラマも観ようと思います。コミックスも中国で出版されているみたいなので読みたいです。ここのところ魔道祖師の世界に浸りまくっていつしか生の蓮の実をむいて食べる動画をようつべで見る始末。ああグッズ欲しい。ヒトに生まれてきてよかった。いろいろな国の本を読める日本に生まれてよかった。作者様ありがとう、翻訳者様ありがとう、絵師様ありがとう、出版社様ありがとう、神様ありがとう(ございます略)。魏無羨も好きですが、やはり強くてかわいくてムッツリ一途な合光君が大好きです。
1巻、2巻 2021年5月 3巻 2021年6月 4巻 2021年7月 挿し絵なし
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