ないものねだりの王子と騎士
」のレビュー

ないものねだりの王子と騎士

小中大豆/北沢きょう

よい

ネタバレ
2022年4月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さま買い。
サクッと読めました。
幼い頃から魔術に長けているのに向いてないと言われながらも騎士になりたいリュト×恵まれた体躯で剣術に優れているのに魔術師に憧れる(魔術は上手く出来ない)王族のセフィラス。
騎士になるには王族か貴族の書いた推薦状が必要なのに誰からも断れてしまい、男色家と噂されるセフィラスの元へ行くリュト。
難しい魔術も我流でやってしまうリュト。
セフィラスの暮らす人里離れた城で一緒に暮らしながら、推薦状を書いてもらう約束でセフィラスに魔術を教えて、セフィラスも得意な剣術をリュトに教えるうちに徐々に親しくなって…
2人を繋ぐ存在になっていく『ブタ栗鼠(顔と身体がブタで栗鼠サイズ)』がいい味出してます。
2人とも基本的に善人でリュトがアホっぽいのに色恋に不慣れなところが良いです。
書き下ろしは想いが通じあってるのにお互いやきもちを妬いてしまうところがかわいい。
不器用でかわいいカップルでした。
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