このレビューはネタバレを含みます▼
人気木工作家 二ノ宮航輝×手芸店店長 市川春音
10年間疎遠になっていた幼なじみ。航輝の兄と春音の姉が結婚し、親戚に。春音が手芸店を継ぐことになりUターンして距離が縮まった2人。早い段階から2人の気持ちが読者にダダ漏れなので神目線でニヨニヨしながら読めます。手仕事の温かみが伝わってきてBL的にもほっこりする内容。ドラマチックなものを求めると、ん~ですが、日常を丁寧に描いた文章に癒されます。作者様曰く「ちょっと胃を休めたいというような気分のときに、お茶漬け代わりにさらっと読んでいただけたら」とのことでなるほどとなりました。
ツァイガルニク効果=達成した事柄よりも、途中で挫折したり中断した事柄のほうがよく記憶に残るという心理現象。
2021年10月 総203ページ 挿し絵あり