ペディグリー
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ペディグリー

丹下道

外しが絶妙で…楽しみ方はいろいろ。

ネタバレ
2022年4月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ ★蛇の血統・朱充とアムールトラ血統・摩宗のペアリング・ストーリー。

★遠呂智家御曹司・朱充は、噂の絶えない美貌と家柄を誇るが恋人はいない。そんな朱充に「血を絶やしてはいけない」と交配のためのペアリングが持ち掛けられた…。

★まず、「美しい御仁が鍬で畝作りをしてる…」と、キュンときました。ショックで涙を流す8歳朱充くん、お耳がシュンと下がって泣いてる摩宗、「会いたい」と、てててっと駆け出す摩宗…キューン。萌えツボを突かれます。大人になって再びのペアリングとなった2人のお話は…これだけきれいな絵でストーリーを新喜劇風に外してくるのは、絶妙なコーディネートだな、と思います。『恋イン』で初めて見たときは、受けが(絶頂へ)追い詰められすぎて、「ホ、ホラー?」と少し驚いたエチ描写ですけれど、今では「これ、これ、フフフ」と丹下すけべ道を楽しんでいます。

★描き下ろし、カバー下含めて232ページ。『恋イン』より読みやすいな、と思いました。視覚的に…笑。(『恋イン』1巻は電子だと拡大しても文字が見づらいですからねぇ苦笑)

☆作者様は作者様の愛する世界(描きたい世界)を描いておられるんだなーと、今作でも感じました。その世界…、一度ハマるとクセになるのでしょうね。
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