このレビューはネタバレを含みます▼
雨の日にしか現れない骨董店。
もうこの設定だけでワクワク、夢の世界に飛びます。骨董好きな青年が、ふっと足を踏み入れたページから引き込まれていきます。
まやかしなのか、何かの呪いを掛けられてしまったのか分からない店主との出会いがあって、いつしか二方共に愛が溢れ出て、お互いのことを慈しむようになり、どちらかの幸せの為ならば己を犠牲に出来るところまで愛情を昇華させる。うぅ~、良い良い。
前半のゆったりした時の流れに反して、後半がわりと早い展開でした。もう少しじっくり進めて、オメガバースではない二人が子を成すところまで見たかったし、店主の過去にも興味があったので、続きがあればと。評価は4ですが、不思議な世界に誘ってもらえたので、星5を。