このレビューはネタバレを含みます▼
人外、狐?…しかも、九尾の妖狐!?
そりゃ見ないかんと言うことで読んだ。
人間にも狐にも属せずバケモノ扱いされ続け、諦めの境地のヒナタが暁夜とだんだん心を通わせていくところが良かったなぁ…。
暁夜も狼族の中で自分だけ先祖返りしてしまうために、居心地の悪さをずっと抱えていてヒナタに興味を持つのが分かる。気に入ってからは、狼というよりワンコで溺愛ぶりが可愛かった。こわばっていたヒナタの表情が柔らかくなっていく様子にはホワホワさせられました。
世界観をしっかり描こうとしているところが随所に見てとれるので若干評価が甘くなってしまうがw
着地点を大きく出たところは、逆に潔くて私は好きだった。し、暁夜は小さい考えでまとまる子ではないから納得できる。種族を越えて全ての人が幸せになる道を探したいというのは至極当然。ただ、お母さん再登場タイミング良すぎー。
絵柄は好みじゃないんだけど、丁寧だし笑顔が可愛かったりで何か読んでしまう。
読んだら読んだでいい感じに引っかかるところも見えるけど、伝えたいことが伝わるので何でか評価甘くしてしまいがちになる。
私にとって、そういう作家さんみたいw
ヒナタの九尾が可愛い〜て可愛い〜て♡
広がり方描き方goodでした。あざす。
暁夜の溺愛ぶりもなかなかタイプでした。
あかん…やっぱ狐に弱いんかな。