このレビューはネタバレを含みます▼
ぼっち系メタラー 百瀬慧吾×クラスカースト上位系男子 八代智哉 共に高校2年生
紙でも持っていますが、電子で購入しました。百瀬が街中で女装している八代に出会ったことからお話は始まります。女装している八代にときめく自分はゲイなのか?と悩む百瀬(でもグイグイ行く)と百瀬の接近に戸惑う八代の心情が描かれていまして、性自認(=こころの性、自分の性をどのように認識しているのか)と性的嗜好(どのような性別の人を好きになるか)で揺れる八代の着地点は女装趣味のストレートなの?女装するゲイなの?トランスジェンダー(こころとからだの性が一致していない人)なの?と息をつめて読み進めていくのが何て言うかこんなに登場人物に寄り添う感覚は他にないなと思うわけで、すごく好きです。秀良子先生の作品はこころに響く~。「STAY GOLD」の1巻にある「八代智哉には悩みがある。」18pはこのお話の途中の出来事が描かれています。一冊で完璧だと思います(GかTかは未分化かなとも思います)が、いつか続編が読めたらうれしいです。秀良子先生の作品の中で1番好きです。
2012年11月 総220ページ 修正はトーン。