JKくのいちは全てを捧げたい
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JKくのいちは全てを捧げたい

梅ちゃづけ

ユルくてエロい忍者ラブコメ

2022年4月13日
登場人物はみんな個性的で魅力があり、特に主人公の小花と虎之介は全巻を通して重点的に描写されているので、その人となりや思考も分かりやすく感情移入も容易で、物語の世界に没入する手助けをしてくれます。

受け継いだ血ゆえの宿命に翻弄されながら、正反対の性格の2人が惹かれ合い、時にぶつかり合い、試練を乗り越える度に己を知り、相手を知り、成長していく。

小花は何度も「私の全てをトラにあげる」と言うけれど、虎之介にしてみれば、それは全てではない。
小花にとって「全てを捧げる」とは、その時の自分の覚悟を表す言葉なのかなと思いました。

物の捉え方も価値観も、全てにおいて正反対な2人だからこそ生じる認識のズレが、物語の序盤から小花と虎之介には顕著に見られましたが、ラストの2人はちゃんとお互いの違いへの理解が深まっていて、擦り合わせが完了しているように見えました。

肩の力が抜けるようなズッコケた笑いと、濃厚で頻度も高いエロシーン。
小花の出生の秘密を軸に展開するミステリー要素もあり、16巻もあるのにあっという間に読めてしまいます。
気楽に何も考えず笑ったり、キュンやエロを補給したい時にお勧めです。
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