花のみやこで
」のレビュー

花のみやこで

宝井理人

表題作は切ない!!!

ネタバレ
2022年4月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『花のみぞ知る』のスピンオフ?前日譚?である『花のみやこで』と、有川×御崎のその後の話『花のみごろに』の2作。
幼馴染み同士、医者の息子でフラフラと遊び歩いてばかりの辻村×同じ研究室の蓮見。
時代背景から、大正?か昭和初期といった雰囲気です。
家の事情で結婚しなければならなかった蓮見と、想いあっているのに一緒になれない辻村の切ないお話でした。
その辻村が大学の教授になり、蓮見の孫が後々辻村の研究室に入ってくるエピソードは、運命的な縁を感じます。

有川×御崎のお話は、有川の家族と会うお話。
1人きりの御崎に、家族がたくさんいた方が楽しいかと思って、とプロポーズするのはもうずるい!胸がいっぱいになりました。
シリーズなので『花のみぞ知る』と合わせて読むことをお勧めします。
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