このレビューはネタバレを含みます▼
この作家さんの他の作品が良かったのと、ヤクザものが好きなので購入しましたが、何だかいまいち乗りきれず。全体的にテンポが遅く勢いに欠ける印象でした。
Hシーンも色気は感じられず、もくもくと進んでいる感じ。中盤に出てくるヤクザ(受)が凄んでいる場面は、画面を大きく割いているわりに迫力がなく、もったいない感じがしました(その代わり、サブキャラたちは愛嬌たっぷりで各シーンで和ませてくれました)。あと、ヤクザの顔の傷が弟分(当て馬)を庇って付いたものだと思い込んでいる弁護士(攻)が、実は自分を庇ったために傷を負ったと知るシーンで嬉しそうに顔を赤らめるのですが、素直だと言えばそうかもしれないけど、自分のせいだと分かって自分を責めたりしないんだ…?と少し違和感がありました。私だったら相手に負い目を感じてしんどくなりそうなので…。
さらっと読めるヤクザもの。ソフトです。表紙が素敵。