このレビューはネタバレを含みます▼
1巻、謎だらけです。二人に何があった?恋人同士だった?どうやら荒い性格だったみたいだけどDVがあった??と、本当に謎だらけで正直もどかしくてイラつきます(笑)そこがまたアクセントになり、2巻での関係性の謎明かしでもっの凄く辛くなります。いやもう絶対にこれ許されないでしょ!だけどこの辛さが記憶無くしていて良かったよ、二人幸せになってくれ!と切に願う。でもそうもいかなく…3巻は読むのが辛くなります。辛いけど引き込まれる。これは流石の麻生先生、魅せます!引き込ませます!こういうの描かせたら天下一品と個人的に称賛しています。…が、暴力描写が苦手な人は、とても辛いからお薦めできない…でも、救いのあるラストだしとても良い作品なので読んで欲しい。でもかなり辛いよ…。優しい透の方がそりゃ良いけど、記憶が戻った透の方が本来の透だし、ここからが始まりで、記憶喪失の透も確かに本人で中にあるんだから、これからまたそうなっていくだろうなと希望が持てます。藤島さんは…ずーっと全てを投じて透に償うのか?償いの気持ちだけなのかな…記憶喪失の時は愛だったのに、戻ったら償いの気持ちしかないのかな…と心が痛いですが、きっとまた愛になるよね、今度は家族としての愛で。そうなって欲しい。
1,2巻の最後にショートノベルが収録されているのですが、この漫画で透の友達として重要人物の楠木君のお話部分があるのですが、その女はやめておけ!雅、最低です。それと、やっぱり…遺族の方からすると許せないですね。きっと記憶喪失の透には6年かけて許せはしないけどもう良いよって気持ちになっただろうになにそれってなったでしょう。ここはモヤモヤしたままですね…。
この原作に、麻生先生の絵はとても相性が良いと思える良作です。