ながたんと青と-いちかの料理帖-
」のレビュー

ながたんと青と-いちかの料理帖-

磯谷友紀

今後の展開を楽しみにします。

ネタバレ
2022年4月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 何気なしに無料購読につられて1巻、2巻を読んだら思わぬ面白く8巻まで読んでしまった。主人公の女性、料理人、一家の主人としての成長が見え良かった。話は、戦後京都の料亭が舞台で15歳年の差お見合いをすることになった二人を中心にして傾きかけた料亭の再建とそれを乗っ取ろうとする婿殿の家族のあれやこれやなのだが、ちょっと唖然としたのが、駆け落ちして福井で料理屋の経営に失敗した妹夫婦が、姉夫婦に助けられたのにも関わらず、又性懲りもなく甘い言葉に乗せられて2号店を出したいと名乗り出たところで8巻が終わる。その妹夫婦について違和感があるのは、一度でも商売の苦渋を知った人間が口根も乾かないうちに無責任なアホになれるのか疑問がある。話を展開する布石なのだろが、設定が真面目な料理人と明るく接客上手な次女なので、彼らの心情の変化について納得のいく答えと、どう見ても山口家の策略に対して主人公たちがどう対処するのだろうか。9巻からハラハラドキドキわくわくの展開を楽しめるのか、もしくは押しの弱いただの料理漫画で終わるのか。。期待する。
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