このレビューはネタバレを含みます▼
これですね・・・たまたま半額キャンペーンの際に表紙の赤が印象的で購入してみたのですが・・・思ったより感動的なお話で・・・正直レビュー数で選びがちだったのですが「え?こんなステキな内容なのにどうしてレビュー少ないんだろ・・(^^;」ていう感想です。
父は海外出張で長期不在・・・・義母と共に離島に引っ越してきた高校生:真(まこと)と、島の人たちとトマトが繋げる絆・・・そして島民であり、家族のように良くしてくれる中曽根家。とその息子:星子(せいじ)との真剣な恋・・・なお話しです。
あとがき含め255Pで結構ボリュームがあります。なので、島のお話や、トマトや、真の家庭環境、中曽根家の色々・・・・とにかくじっくり描かれているので、その細かな描写が胸を打ちます。後半はもう・・・なんかずっと泣いてた・・(^^;
なんていうか・・・思春期の真の、トゲトゲした部分と、思い通りにならなくて「早く大人になりたい」気持ちがとても痛いんですよね。星子とも、色々意見が合わなくてぶつかったりすれ違ったりと・・なんていうか「北の〇から」みたいに成長を見守ってゆく感じの内容でして・・・上手く言えないけど、作家さんの熱量が伝わるとてもステキな作品になってます(^^
真の家族がちょっと複雑なので若干解りづらい部分もあったり・・・なんですが、父親との関係とか、義母との仲とか・・その辺も詳しく知りたかったな・・・。
この作品自体は2014年のものなので、他にも作家さんの作品読めたりするのかしら?と思って検索したのですが・・・シーモアさんでは見当たらず(^^;きっと更に成長されて胸打つ作品を沢山描かれているんじゃないかしら?ってワクワクしてたのですが・・・残念です(^^;それくらい印象深い作品・・でしたよ(^^