このレビューはネタバレを含みます▼
感じたままに読んで解釈してみました。僕は、生きる理由を喪失したある一人の少年がまた立ち上がって生きていけるようになる話なのかなと思いました。きっと彼は雨を見るたびに、アメコヒメのことを懐かしく思い出すのだろうなと、少し寂しいですが心地よい気持ちにもなります。独占欲や執着心にも見えるアキラのノロへの友情にも胸が熱くなります。篠原さんの存在もノロにとってこれから大きくなっていくんだろうなと思うと安心します。読む人によって様々な見解を見せてくれる素敵な一冊だと思いました