屋根裏部屋の公爵夫人
」のレビュー

屋根裏部屋の公爵夫人

林マキ/もり/アオイ冬子

とにかく有能な

ネタバレ
2022年4月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公オパール。それに比べて夫のヒューバートは無知で高慢。政略結婚だが、経済的に助けてもらった立場のくせに、ヒューバートは常に高飛車でオパールを見下す。だから使用人も主に倣い彼女を虐める。彼らの「天使」ステラの化けの皮が剥がされ、ヒューバートの無能さが描かれ、使用人たちともどもざまあされる姿にカタルシスを得られればこの漫画が高評価なのも頷ける。
しかし、残念ながら自分には面白いと思えなかった。まず、ヒューバートに魅力がなさすぎる。だから、反省しオパールに好意をむけてもときめかない。またオパールもあまりにビジネスライクが過ぎて可愛げがなく、この人に恋愛は必要ないのだと感じてしまう。
今後オパールの想い人が登場すれば変わるのかもしれないが、あっさり仕事を選びそうにも思える。自分は恋愛要素が皆無な作品に興味が続かないのだと認識させてくれはしたのでその分の☆3つです。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!