きみはぼくのつがい【イラスト入り】
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きみはぼくのつがい【イラスト入り】

栗城偲/コウキ。

何もかも残念でしかない

ネタバレ
2022年4月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作者買い。試し読みと小学生アルファが気になり購入。

ビックリするくらいイマイチでした。

小学生の話の後、即高校生、大学生に進んだせいかとも思いましたが、おそらく受けの遥の気持ちに読者が付いていけてない感じがしました。
さすがに小学生攻めにガッツリ恋愛感情とかだと若干引く気はしますが、そこからいきなりお付き合いしています…の事実だけだと、いつの間に? という気がします。
中学生からお付き合いを始め…程度の説明はありましたが、もう少しなにがしかあっても良かったかもしれません。

話の内容も微妙。
最初のストーカーは管理人じゃないんかい!! と、こっちまでツッコミを入れたくなりましたw
全然知らない人だし、展開も唐突過ぎました。

続編では、いきなり発情期エッチからの妊娠、失踪騒ぎと、遥の年上らしからぬ無謀な行動が酷い。
仕事を見つけてから辞めようよ…と普通にツッコんでしまい、話に没頭できませんでした。

あと、遥の両親も微妙。
ストーカー騒ぎの際、病院で多少和解の兆し?? と思わせての、結婚式欠席。
続編を読んでも全然歩み寄りがなく残念過ぎました。

話、主役カップル、周りの人たち、どれを取ってもあまり好印象が持てず、最後の最後まで微妙としかいいようがない感じでした。
話全体の印象を決めるオメガバースの設定(保護区以外の地獄も嫌でしたが、アルファとオメガは初体験も結婚も早いとか諸々)も絶妙に嫌な感じで、とにかくこの小説の世界に浸れるような環境ではありませんでした。
好きな作家さんだけに残念でしかありません。
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