望まれぬ花嫁は一途に皇太子を愛す《フルカラー》(分冊版)
」のレビュー

望まれぬ花嫁は一途に皇太子を愛す《フルカラー》(分冊版)

紡木すあ/古池マヤ

ネタバレ・原作が稀に見る残酷非道さ。

ネタバレ
2022年4月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ マンガから入りましたが、もうこの先の購入はやめようと思います。
6巻まで購入、幸せが見れそうと思い(ラブが見たかった)皆さんのレビューから原作の『もう一度会えたなら、いっぱいの笑顔を』を読んで来ました。
実際は酷すぎて感動というより色々気分が悪くなりました。本当可哀想にも程があると思う。やりすぎててつらい。
以下盛大にネタバレてます。


主人公のティナがなんというかもう健気というより自己犠牲が酷すぎて苦しくなります。
いじめられてもいじめられても夫となったキース様のために尽くすのですが、ティナが努力してもしても誤解され続けるし、キース様が敵国のリデアからの降嫁の姫ということで斜に見てきて正当に見てくれない。

ティナのために配給されるはずの元からかなり少ないお金も横領、ピンハネで、一円もティナには渡されない。
それなのに呼ばれた宴には一週間もでなきゃならず支度金がないからドレスが買えず、刺繍を施す代わりに街の貸衣装屋から借りる始末。それに全く気づかない上、貸衣装で着飾って周りの視線を集めるティナにイライラするキース様に呆れ果てる。ドレス代すら払わない男がふざけるな。女は金がかかるのだよ!
その上周りの将軍や侍女、公爵の娘の話ばかり間に受けて自分の目で見たティナを正当に評価せずティナの評価も上がらず自体は悪化の一途を辿る。

そして、本当に最悪!
隣国に攻め込まれたキースの国バルディンは。国の和平と引き換えにティナは攻め込んで来た国の王と結婚する。それもキースが好きな女を横取りして組み敷いてやりたいって理由から。誰一人彼女を愛さないキース様の国を守るためにティナは毎日毎日その王から地○牢に鎖で繋がれて慰○者に。

その頃やっとティナが国を助けてくれた聖女だってみんな目が覚めたのかバルディンの連中が手のひらを返して王妃奪還と盛り上がる。←は?

助け出すもティナは数ヶ月婦○暴行されすぎてPTSDに。「私はもう汚れてしまったからキース様に相応しくありません。」「そんなの関係ない愛してる!」←もう私ついていけない。汚れたって…。

展開が酷すぎて鬱になるし、幸せが見たいのにとんだえげつない話で具合が悪くなり。これ一体どこに感動出来るんだろう?レ○プ無理。
これだけの不幸を詰め込まれてそれを抱えてハッピーエンドって絶対あり得ないと思う。不幸9.5、幸せ0.5の割合。帳尻合わないよ
いいねしたユーザ213人
無料会員登録でもっと見る
レビューをシェアしよう!