先生、嫌いになれません
」のレビュー

先生、嫌いになれません

星乃すず

表紙に惚れました~✨

ネタバレ
2022年4月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ イラストの色合いがとてもステキ・・✨全体的にお花のモチーフが沢山出てきて美しい画なのです(^^お話の内容は、表紙ほど儚げではなく・・寧ろパワフルな雰囲気かも知れないですが・・でもね、逆に面白かったです♪
塾講師:香介に好意を抱いていた遥・・・けれど、告げるタイミングを逃しそのまま大学生になって会えず仕舞いに。ところが迷子?になった子供:奏斗と一緒に「父ちゃんの大切な人」を探すうち、奇跡的にも香介に再会することに?!実は奏斗は香介の息子で「大切な人」とは遥のことだったんです(^^って再会の仕方、ステキ過ぎるでしょ~~?!
この作品で一番のキーマンはもちろん奏斗です✨そして、一番しっかり者で中身がイケメン気質💕将来が楽しみなお子ちゃまでした(^^
とにかく香介先生・・・ダメダメな父ちゃん・・なんですよね(^^;奥さんとは色々あって別れているのでシングルファーザーで子育て奮闘中なんですが・・・一緒に生活してるとそれなりに皆「役割」があるもので・・・奏斗は香介の代わりにしっかり者に育ったようです(^^;ファミリー的なお話もありますがメインは香介と遥のもだもだな感じのラブと半々な内容でした💕作家さんの、心情の描写が美しくて惹かれましたね・・・それとやっぱりセリフ!印象に一番残っているのは、自分は男だし奏斗の母親になってあげられない・・と悩む遥に、香介の塾講師の同僚:吉井(女性)が「相手がいるから何かになれるんだよ」と説くシーン・・・セリフと画と一緒に見ないと上手く伝わりませんが・・・とってもステキなシーンでした(^^
エロ度は・・ほぼ無いです(^^;
他2作収録。どちらもお花をモチーフにした作品で「Heart's-Ease」はシェイクスピアになぞらえて、好意を持つお隣さん「あらた」にパンジーの媚薬を潜ませた紅茶を贈る「ぜん」の・・・ステキな恋の予感がするストーリー♪
「狐花」は曼珠沙華モチーフで、告白の返事を返す前に亡くなってしまった友「とわ」を偲びながら思い出の場所で画を描く「あき」の前に、狐の姿をした妖が現れる、ファンタジックでちょっと切ない結末のお話しで、どちらかというと表紙の雰囲気はこの作品の切なさ、儚さに合ってる気がします。
画が優し気でふんわりなので、切ない系も似合いますね・・・作風も好みでした♪
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