罫線上の言の葉が織りなす上質なオムニバス





2022年4月23日
「化け猫かたって候」で知った作者さんでした。とても雰囲気のある作風の作者さんですが、同じ作家さんとは気付かなかった。
このお話で更にファンになり、つい既刊全部購入してしまいました。
特にこの本はすごく心に響きました。2組のカップルが色んな時系列と共に進展していく訳ですが、オムニバス風味で全く違う話のようですが、実は一連のお話となっています。関わり合いが深くどちらもキーパーソンとなっています。なんといっても「罫線上」である「手紙」に綴られる言葉が素敵です。作家さんの、「言葉」に対する解釈や思い入れが伝わってきます。
「手紙」の良いところはタイムラグ。その最たるものが、話中で出てきた短編物語の壁に刻まれた言葉ではないでしょうか。この短編通しで読んでみたいな。このくだりだけでも泣けそうなので、多分泣くと思いますが…。自分の語彙力のなさが悔しいくらい素敵なお話でした。
このお話で更にファンになり、つい既刊全部購入してしまいました。
特にこの本はすごく心に響きました。2組のカップルが色んな時系列と共に進展していく訳ですが、オムニバス風味で全く違う話のようですが、実は一連のお話となっています。関わり合いが深くどちらもキーパーソンとなっています。なんといっても「罫線上」である「手紙」に綴られる言葉が素敵です。作家さんの、「言葉」に対する解釈や思い入れが伝わってきます。
「手紙」の良いところはタイムラグ。その最たるものが、話中で出てきた短編物語の壁に刻まれた言葉ではないでしょうか。この短編通しで読んでみたいな。このくだりだけでも泣けそうなので、多分泣くと思いますが…。自分の語彙力のなさが悔しいくらい素敵なお話でした。

いいねしたユーザ3人