父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。
松浦(カドカワBOOKS)/大堀ユタカ/keepout
このレビューはネタバレを含みます▼
7巻まで読んだ感想ですが、ロヴェルの弟家族が悲惨すぎますね。
1巻のアギエルは自業自得ですが、不義不貞の子であり、見てくれこそ母親似の残念なアミエルが、あそこまで不幸になったり、ラフィリアの場合は母親がロヴェルに夢中になったがゆえに、母の愛を失い、父からは遠ざけられ、祖母からも同じ孫でありながら主人公とは雲泥の差の扱い、使用人らも主人公贔屓で味方無し、幼少時の友達からは引き離され、現状の友達は王子だからか頻繁には会えず、誘拐され、父親が助けに来て、そこから関係改善でうまく行き始めるかと思いきや、厄介払いが如く学園へ送られ…。
ラフィリアの初登場から、ストーリー内の時間はそれなりに経ってますが、主人公のようにはっきりと愛情を受けている描写が非常に少なく、アレでは弟夫婦は親失格、祖母も、ラフィエルに関しては孫ではなくて貴族の淑女したいだけで、愛情よりも打算しかなさそうで祖母失格、友達だったはずの王子らも今は主人公に一生懸命でラフィリアは無視かな…。救いが無さすぎる。
今後の展開に期待するしかないけど、7巻までの段階では不憫過ぎるキャラの惨状に対し、低評価に留めざるを得ない。
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