それでも愛を誓いますか?
」のレビュー

それでも愛を誓いますか?

萩原ケイク

レス漫画で断トツ面白いです

ネタバレ
2022年5月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ レス漫画は多くありますが、そのほとんどがレスの延長で旦那に不倫され、離婚すればいいのに離婚しないことにイライラする作品ばかりな印象です。

比べてこの作品が違うところは、旦那側の浮気とされる肉体的行為が相手側からの一方的なキスであり、気持ちは妻にあるまま(もう少し複雑ですが所謂浮気・不倫とは違う)なので、旦那の些細な過ちを激しく後悔している描写や、奥様の無意識に旦那を拒絶してしまう描写がとても爽快で面白いです。
純側のグレーな存在の真山は、今はハッキリと愛してくれているものの出会ってからの時間も濃さもまだ少なく、真山と一緒になれとは簡単には思えません。
それに、派遣の時に流れた噂のように色眼鏡で見られる純はかわいそうだし、真山と付き合うために折角手にした職を手放すのも勿体ないし、歳の差を考えると真山は…思い出にしてほしいな…。

7巻で武頼への拒絶を克服できましたが、その克服した理由もご都合主義ではないので納得しながら読めました。

しかしあらたな問題発生…。
武頼、真山のどちらのルートもまだまだ残っているので、とにかく純が幸せになる選択となるところを見届けたいです。
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