あきらめポリスはえっちなヒーローが苦手
」のレビュー

あきらめポリスはえっちなヒーローが苦手

ko

突き抜けすぎて感動する一途さ

ネタバレ
2022年5月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家さん買い。職務は全うするけど脱力しまくってるお巡りさんと、彼のみを盲目的に崇拝するドスケベポジティブストーカー系ご当地ヒーロー青年。受け君の特徴を並べるとパワーワードすぎるけどこれで大体合ってます。でもすけべなシーンは少ないです。それはそうと全体的にやり取りが面白い。長めのセリフもテンポよく読めるんですよね。しかもシリアスとコメディとラブの塩梅が絶妙。後に掘り下げられる過去などが結構闇深いのに、不快な気分にはならない。ふしぎ。ぶっ飛んでるけど真っ直ぐでキラッキラな感情を向けられて絆されていく過程がわかりやすいです。お互いがお互いのヒーローになるシーンは尊い。本番えちは最後のほうにちょびっとだけです…が、しかし!描き下ろしにて、ページ数は少ないながらもかつやくんがドスケベ全開プレイを披露してくれてニッコリ。新たな性癖が追加されてしまった感。試し読みで「これは!」と思ったら買って損しないかと。ko先生の作品を見たことがあって、独特のシュールな感じが好きなら特に。
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