関係改善をあきらめて距離をおいたら、塩対応だった婚約者が絡んでくるようになりました(コミック)
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関係改善をあきらめて距離をおいたら、塩対応だった婚約者が絡んでくるようになりました(コミック)

最遠エト/雨野六月

結構深い、表紙の3人の関係性。

ネタバレ
2022年5月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 5/15まで1巻のみ半額、現在2巻まで出ています(^^
この作品、ただのいつもの「タイトル長い令嬢系」・・・とは違います!逆に何故そんなコメディチックなタイトルにしてしまったのかしら・・って思う位、深くてステキな内容になってますよ!(^^
幼い頃から、王太子の婚約者として妃教育を受けてきたビアトリス。優しい王太子:アーネストを心から慕っていたのに、ある日を境に急に態度が冷たくなって・・・・?!と、1巻前半はなんだか「あれ?転生系の悪役令嬢みたいな役割じゃない?」って感じだったのですが、ヒロインぽい庶民のマリアとは別に何でもないみたいだし、婚約は破棄されない・・・・どういう展開になってゆくのかしら・・・・と思っていたら!!2巻から段々、個々の生い立ちが詳細に描かれて、何故このような状況になったのかが明かされてゆきます。その中でも際立つキャラが、アーネストに冷たくされ悲観に暮れるビアトリスを慰め、寄り添ってくれた友人(?(^^;):カイン。ビアトリス・アーネスト・カイン・・・この3人の関係性が明かされ、更に面白くなってくるのが2巻目からなので、もし1巻で断念した方がいたら是非2巻も読んでみて~~!もうね・・・皆それぞれに色々と抱えてるものがあって・・ただの暴君に見えたアーネストも、その過去を知って段々可哀想になってきました(涙)ビアトリスだって、寧ろ「好き」だったわけだしね・・・・と思うと、その複雑な気持ちが切ないんです。カインはカインで辛い過去を背負っていて・・・・と、3人の背景と感情がきちんと描かれているので、作品自体が深みのあるものになっているし、読み手の気持ちもソコへ入って行きやすいんですよね・・・。今後どのような展開になっていくかがとてもワクワクな作品です(^^ビアトリスはカインといい感じになっていきそうだけど・・・そうするとアーネストが逆に可哀想になってきて、良い人が現れてくれないかな・・・なんて思ってきてる自分がいます(^^;だって、根は優しくて良い子なんだもの✨
ファンタジーから暫く遠ざかっていましたが(って言いうか、ある程度読みつくした感があったのですが(^^;)・・・この作品は久々に面白いな・・・って思えました♪
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