愛されすぎだというけれど【特別版】
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愛されすぎだというけれど【特別版】

中原一也/奈良千春

3作目:斑目兄弟のガチ喧嘩

ネタバレ
2022年5月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 愛してないと云ってくれ→愛しているにもほどがある→今作です。今シリーズは私にとって萌の宝庫ですが今回も萌えが過ぎて禿げそうです。
相変わらず馬鹿馬鹿しい下ネタに笑い、斑目の雄フェロモンによだれが出て坂下を取り巻く状況にハラハラしっぱなし。今回は影で操っているモノホンの敵・ヤクザ克幸がついに登場!お話も途中まで緊迫感が漂い前作以上にシビアな状況なんだけど、ちょくちょく挟まれる斑目の下ネタトークのお陰か全くシリアスになりません。だってフェアリー斑目だもの、笑うでしょ。
ヤクザらしい冷酷さや迫力はあっても斑目の泰然自若とした態度に読者も坂下も救われること数回。シリアスなんだけどコミカルという塩梅が実にお見事でした!
今作は、斑目弟が無意識に抱いていた兄への嫉妬と羨望がごちゃ混ぜになって溢れているのがよく分かりました。兄もそれが分かっているからガチで向かったんでしょうね。ラストのSSを読むと克幸の事も気になるので斑目兄弟からは目が離せません。スピンオフも楽しみです!
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