愛だというには切なくて
」のレビュー

愛だというには切なくて

中原一也/奈良千春

4作目:双葉のターン

ネタバレ
2022年5月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 愛してないと云ってくれ→愛しているにもほどがある→愛されすぎだというけれど→今作です。今回は斑目と同じく坂下にとって貴重なポジションをキープしてきた双葉のターン。
労働者街に新顔・小田切の登場で新たな活気が?と思いきや、気のいいおっちゃん達との間に不協和音を奏でまくります。坂下はそんな小田切が気になりお節介をやきますが、小田切は双葉にとって過去と真実に向かわざるおえなくなる存在で‥。
今作ではコミカルさは影を潜め一貫してシリアスな展開に。斑目の下ネタもトマホークだけと寂しさが募ります。だけど、今回は双葉が過去を受け止め敵と闘い己の未来のために一歩踏み出すストーリー。男の門出を見届けるにはシリアスな方が似合います。
そして双葉が新たな局面を迎えると同じく坂下にも良い兆候が。情事後、斑目に「すごくすごく良かった」と放った坂下の心境に変化がないとは言わせませんよ!この調子で坂下にはどんどんスケベになって欲しいです。
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