このレビューはネタバレを含みます▼
「あおに鳴く」がとても良かったのでこちらも購入。こちらも絵がとても美しく素敵過ぎる作品です。独特の感性と説得力に圧倒されました。山で一人暮らしていた高校生八潮と「不老不死のモノノケ」トキの暮らしが瑞々しく暖かく描かれています。巻末の参考文献数も納得の読み応えと読後感もとても良いオススメ作品です。※「追記」何度が読み返しました。終わりの1項前に「元旦草(福寿草)」と二人が髪に挿していた「ヤドリギの枝」が描かれています。元旦草の花言葉は日本では「永久の幸福や長寿等」で幸せな二人を表していると思っていたのですが、読み返すうちにその大小の元旦草が二人に見えて来て「全て夢ものがたりですよ」と言いたかったのかなとか、「二人が元旦草になった?」と思ったり、、、。あとがきを忘れていました。杞憂に終わりました。「あおに鳴く」の後遺症なのかも知れません。