ハレとモノノケ
」のレビュー

ハレとモノノケ

綺麗で深いなあ

ネタバレ
2022年5月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ トキ(モノノケ)×八潮(高校生)のお話。
会話のテンポがね(なんか軽いなあ~)が読み始めての感想。
それから作者さん、高校生を一人暮らしさせるの好きなのかなw
そして『ハレの日=祭事盆正月年中行事』で2018年1月の事件を思い出した(怒)

お話の中の「雷鳴ったら蚊帳の中」のセリフに幼少期を思い出しました。
「くわばらくわばら雷様落ちませんように」と唱えながら蚊帳の中でお臍も隠しましたよwナツカシイナア

このお話は民俗学や文化人類学を元に作られているんですね。
巻末にある参考文献の冊数を見て色々と勉強されているんだと驚きました。
それを一生懸命噛み砕きながら私たち読者を楽しませてくれた事、ご尽力賜り感謝いたします<(_ _*)>

人間の三大欲求と日本語の素晴らしさが沁みる作品でした。
上下巻で語られた全てを回収…には至らなかったのはモヤッとはしますが、八潮によってトキの身体に変化があったのは、2人の将来に希望が見えたという事でいいのでしょうか?
(1巻 総203ページ 2巻 総185
ページ)
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