悪役令嬢の役割は終えました
」のレビュー

悪役令嬢の役割は終えました

甲羅まる/月椿

祝・完結だけど微妙。辛口でごめんなさい

ネタバレ
2022年5月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全体的に話のテンポが5段飛ばしくらいで進んで行くので、主要人物達の心情にイマイチ読み手が追い付かない(何となくワカル、でもなぁ...という)感じのまま終わります。
レフィーナが社交界でドロシーにいじめ?をしていた描写は最初の1ページしかなく、ドロシーやレオン殿下に至ってはどのタイミングで恋仲になったのかよく分かりません。でもラブラブ設定?
婚約解消される程の暴言を吐くシーンが皆無なので、毒花と呼ばれる悪役令嬢のイメージが無いままストーリーが進んで行きます。
転生理由になった女神と愛娘についてもアッサリ終わり、ヴォルフ父や家庭環境、隣国についてももっと掘り下げて内容を盛り上げられたと思うのですが、地位のある人物が突然登場してズバッと宣言→レフィーナ決断!がパターン化して特に盛り上がらないままゴールインしちゃいました。
苦悩や努力のシーンを8割スキップしてヒロイン達が恋人になるまでのイチャイチャモジモジ描きたい所だけ描いた感じ。
あっさりサラッと読めるハピエンを求めている人には丁度良いと思います。
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