聖女じゃなかったので、王宮でのんびりご飯を作ることにしました
」のレビュー

聖女じゃなかったので、王宮でのんびりご飯を作ることにしました

朝谷コトリ/神山りお/たらんぼマン

主人公に好感が持てませんでした…

ネタバレ
2022年5月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ いま現在の最新巻(4巻)まで購入した感想です。
なんとなく1巻で主人公への違和感があったものの、絵は可愛いしお話も気になったので買い続けていました。

でもやっぱり、主人公のまわりへの接し方が受け入れられませんでした。

特に王様への態度。
ポイントとして『国のトップに対しても物怖じすることなく軽口をたたく』→『(王様からすると)他者と違う態度が新鮮で面白い女だ』→『なんだか気になる存在に……』というのを見せたいのでしょうか。

でも【塩対応】と【失礼な人】って紙一重だと思うんです。
個人的には、後者のように感じました。
例えば、目上の人に対して不機嫌そうに「邪魔」と言ったりするのは違うかなぁと。

あと全体的に、主人公の性格の芯みたいなものがブレている気がします。

家族を亡くし自分で命を絶とうとしたと思いきや、異世界に飛ばされ相手の失礼な態度にガチギレしながらよく分からない説教をする。
王様との初対面で『本当に10代の未成年?』みたいな正論ぽいことを言ったと思いきや、目上の人を邪険にする。
……かと思いきや、その邪険にした人たちのイケメンぷりに萌える。

萌えたりトキメクのであれば、あからさまに不機嫌な態度ではなく「も〜しょうがないなぁ('▽` ;) ヤレヤレ」くらいにして『奔放な王様たちに振り回されて困りつつも、ついつい世話を焼いてしまう、実は心に影を持つ女の子』とかシンプルな方が好感が持てます。

まぁ一言でいうと『偉い人たちにその態度は失礼すぎじゃない?』ってことで、しょうか……。
私は4巻までにしようと思います。
いいねしたユーザ21人
レビューをシェアしよう!