このレビューはネタバレを含みます▼
幼いころに知り合って、学校に通うようになってからも大人になってからもずっとユージンのそばにいた高見沢。クールな見た目もいいけれど、何が一番格好いいかって、ずっと幼いころから一途にジーンのことを思って愛し続けていたところだと思うんですよね。
時間的にこれの少し前の「クロネコ彼氏のあふれ方」で初めて出てきたアンジェロ。今回はサラの両親がつれてきた結婚相手として出てくるけれど、サラよりも同じ学校だったユージンと高見沢にしつこくからんできます。最初はユージンをまた狙ってるのかなあと思ってたけど違ってました。
実はアンジェロは学生時代にユージンをダシにして、高見沢と体の関係を何度も持ったことがあって、そのことにユージンは気づいてショックを受けてしまう。そりゃそうだよ、そのシーン私も相当ショックだったわ…。英のバカヤローって言いたい。確かに高見沢はアンジェロにピリピリしてたな。ユージンを守らねばというのもあっただろうけど、知られたくなかったというのもあったんだろうな。
あくまでジーンを守るためであって、アンジェロを好きだったことは一秒もないって言われても、ただの浮気男の言い訳にしか聞こえないよ(涙)。
アンジェロがジーンがうらやましくて英のような人が欲しかったと言ったのは、ほんとにすとんと納得できたし、英をちょうだいと言ったところもすごくリアルだった。そこには彼なりの寂しさがあるし、憎めないところもある。そうだな…やっぱりそれに屈してしまった英が一番ムカつくな。
素直に気持ちを伝えるユージンに許して受け入れちゃうんだ…と外野ながら複雑な気持ちもあるけど、二人には別れてほしいわけじゃないし、これから死ぬまで尽くし倒すであろう英を想像するとちょっとだけ納得できる気もします。
アンジェロは元カレと仲直りしてあっさり引いてっちゃった(笑)。
たぶんこれの後が「ワガママ王子は~」なんですよね。そっちで英にベタベタに甘やかされているジーンを見て口直ししてきますっ。