コミックパーティ ワンダーラブラブ
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コミックパーティ ワンダーラブラブ

山野でこ

前作の懸念や物足りなさが吹っ飛んだ

2022年5月25日
『コミックパーティ ワンダーラブ』が2巻で完結し、スピンオフの『オレがBL漫画のヒロインなんてありえねぇ』も2巻で完結、もう続編は出ないだろうと思っていたから新作は本当に嬉しい。


『ワンダーラブ』1巻を読んだとき、雷蔵先生のお姉さんの対応にかなりモヤっとし、2巻では中田の出番が激減して寂しかったけれど、本作で見事に回収&中田不足を解消してくれて、TOS先生の担当である副成や柴咲もチラッと登場し、大満足の1冊だった。

同棲することになった雷蔵先生とTOS先生のイチャイチャっぷりとお姉さんとの関係、神進行の雷蔵先生とデッド進行のTOS先生の相変わらずのバタバタ具合、前作の雰囲気と新作の雰囲気が見事に調和し、読んでいて楽しかった。


これで本当に完結のようだけれど、作者さんは描きたい&描ききれていないエピソードがあると言われているので、いつかまた続きが読めることを楽しみに待ちたい。
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