リミッター
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リミッター

モンデンアキコ

大人の男の魅力とストーリーに満足です。

ネタバレ
2022年5月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ ★先輩刑事・八木と後輩・雨宮のクライムラブストーリー

★所轄で一緒だった雨宮が、八木が所属する本庁一課に異動してきた。3年前と印象が変わった雨宮の過去を八木は知っていた…。

★作者様が描く大人の男が好きです。にじむ色気がたまりません。表題作は前後編で80数ページですが、起承転結の構成がしっかりしていて、過去の事件と絡めながらハラハラと盛り上がる展開からの納得できる結末。それぞれの心理描写も表情と相まって、じわじわ胸に迫ってきます。「もっと読みたいな」と思わせる余韻があって、シリーズ化してほしいくらい好きです。

★『1円の男』に収録されている「放蕩と無頼」のボンこと恭一と木島の続編(25ページ)含めて117ページ。木島の可愛さと恭一への忠誠(愛)に悶えましたが、読み返してみると、恭一もいい男に育っているな、とダブルで萌えました。

★刑事モノって割と多いですが、事件の辻褄や組織がしっかり書かれていると、短くても読み応えがありますね。情報漏洩は心配ですけれど苦笑。………
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