アンノウン
」のレビュー

アンノウン

神波アユミ

瑞々しい描写と透明感のある画

ネタバレ
2022年5月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙がとっても印象的で気になってはいたものの、最初読み放題対象で出てきた時、確か4・5巻のみ読みホで1~3巻は対象外みたいな不思議な売り方だったので手に取るの躊躇してました・・・が!いつの間にか全巻読みホになってたのでウキウキで読んでみました(^^5巻で今のとこエロ度は無いのですが、そこよりも各登場人物の感情の描写の仕方がステキなのと、この透明感のある美しい画でどんどんのめり込んでしまう雰囲気の作品・・なんです。たま~に場面の切り替わりシーンで「ん?」ってなる事はあるんですが、とにかく描写が繊細かつ美しい✨何だろう・・・全体的に水分率が高い気がするのは(^^;まるで瑞々しい季節の果物のようにジューシーなイメージ・・なんですよね。水モノのシーンが多いから?(^^;いや、瞳のうるうる感・・がそう感じさせるのかも?
前半は、DKで喘息持ちの内田の、担当医:槇村への恋心・・・を傍らで見つめる月城の、ちょい切ない内田への気持ち・・・な関係から、だんだん内田の気持ちに変化が訪れる・・・という、それぞれほんのり片恋な状況から、後半どんどん深い背景に迫ってゆきます。画は「静」な雰囲気なんですが内容が徐々に「動」へと変化してゆくので、読んでて楽しい・・というか、お話の続きが気になってしょうがない。5巻まで出ていてまだ続きますが・・・これ、購入しても読みたいかもですね。1巻無料とか試し読みがあったらその先購入しても惜しくなかったかもと思います。内容がとても深くてステキな作品なので、応援したい作家さんです(^^
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