貴族次男の成り上がり~魔法を極めて世界最強になった転生者~(合本版)
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貴族次男の成り上がり~魔法を極めて世界最強になった転生者~(合本版)

三木なずな/葉山冬悟

正統派でオリジナリティーも感じる

ネタバレ
2022年5月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 絵のタッチが粗いのも、幻想的な感じを演出するのに一役かっていて、いかにも少年ものっぽい作品ですね。これはこれでありだと思います。

主人公のチートは、他人が使った魔法の残滓が見えて、それを吸収し一定量に達すれば自分も同じ魔法が使えるようになるというものですが、地道に探索しないといけないので、必然的に危ない目にも遭うし、冒険もしなければならないということで、いいアイディアだなあと思いました。

異世界人である主人公が、能力を大っぴらにはカミングアウトしていないので、単に魔法が沢山使えるだけの大人びた子供とみなされているのに対し、仲間の女の子二人の方が、この世界の一般社会ではレアな存在とみなされていて目立たず、従者ポジションなのも、上手いなあと思います。
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