このレビューはネタバレを含みます▼
ふじき遊戯朱雀、青龍の話しが好きで、四神天地書の始まりの話しの玄武編を最近やっと購入しました。
内容は朱雀、青龍編は恋愛観、友情、仲間の絆の話しの視点なら。
玄武編は女宿との恋愛もありますが、多喜子は自分の事は後回しに、これ以上死者を出したく無い、悲しむ人を放っておけないとゆう優しさと、民や仲間を守ってあげたいとゆう、巫女としての使命感と強さの話し。
自分が肺病に侵されて居て、神獣に喰われてしまう事を知っていたにも関わらず、自分の命を顧みず、玄武を呼び出し民達を救う多喜子の強さに涙無しでは読めません。
女宿と生きていて欲しかったですが、多喜子は自分の願いをせずに、ただ、ただ北甲国を、、民を想って、、
最後に女宿は立派に帝として責務を全うし、多喜子が先に待つ黄泉の国で2人共抱き合いながら、とても幸せそうな顔をしている描写で終わるのもまた泣けました。
また女宿が小さい頃から一緒に旅をし、どんな辛い時も側に居て助けてくれた、信頼しているソルエンが命を掛けて多喜子や女宿を守る所にも涙が止まりませんでした。
正気を保てない程深い悲しみを負った女宿の心の傷も見てると涙が溢れてきました。
次の白虎編は1巻が出てから先生が具合いが悪く休まれてるとの事なので、無理せずに続きを描いて頂ける日が来るのをお待ちしております。