このレビューはネタバレを含みます▼
220p、全表題作、描き下ろし。
話の始まりから引き込まれて、最後迄夢中になって読み進めた。これは、とても胸にズシンと来る良い話。重い内容なのに過去の出来事としているので、未来に向けての希望しかみえない良い読後感。闘いたいときに周囲が足枷となり闘えないことっていっぱいある。出来ない我慢を繰り返す事って実際、あるものなのです。自分一人の事だけで生活が回っている訳では無いから。それでも、心に受ける傷を癒やすのにかかる時間はその何倍、ずっと続く事もある。この話では、それを癒やす人に恵まれて、また、新しく立ち向かう人の姿までスポットを当てられて、清々しい終わり方で良かった。
途中、泣けて来ました。