半神
」のレビュー

半神

萩尾望都

少女漫画の神、確かに16頁の巧み

2022年6月6日
表題作と9編の短編からなる一冊。
表題作『半神』は、双子であればこその想いと、神に与えられた体と、自分だけしか解らない心の葛藤が、短い中にすごく良くまとめてある傑作であるのは疑いようがありません。
外9編の作品は、ホッとできるものもありましたが、難解で、どう理解すればいいのか…、そういう気持ちを残す事が目的なのか、苦しい内容が多かったように思います。
そういう思いも含めて、少女漫画の神、まだまだ読んでいない作品も多数ありますので、少しづつでも制覇していきたいと思っています。
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