このレビューはネタバレを含みます▼
●作者さんの作品の中で最初に拝読したのがこちらで、作者さん買いのきっかけになりました。でも、本作が今でも一番好きです!個人的な感想ですが、作者さんのお話ってわりとゆるゆるっとしていて、「いつ恋になった??」と感じる作品が少なくなく、最近作者さん買いの手も止まっている状態なのですが、本作は何度読んでも「ああもう恋に落ちるしかないよね!」と思うのです。
●それが恋だと自覚するのは4話です。遅い?でも私はそれまでの二人の関係性が少しずつ動いていく過程がとても好きです。神経質でイライラしてて、でも時々弱々しく見える栗原を放っておけない川瀬。川瀬の前で栗原がボロボロと泣き崩れるシーン。1話からドラマティックですごく好き。
●川瀬に救い上げてもらった栗原が、今度は川瀬のしんどさに気付く。ツンとしながらも優しい。川瀬にとっては初めて弱いところを見せられた相手だったんだろうなぁ。たまらなくなって思わずキスしちゃう。
●自覚した川瀬がヘタレるのに反比例して栗原が男前に!もにょもにょする川瀬とハッキリしろ!と怒る栗原。もうすごくいいコンビ。にやにやしちゃう。初えっちも二人らしくてめちゃくちゃ良いです。
●二人とも根本的にいい子なんだよなぁ〜。家族思いだし、頭も良くて、人の気持ちに聡い。そしてビジュアルも良い!川瀬のちょっと短めの前髪とわんこな表情、好きですね。栗原のサラサラの黒髪から覗くキツめの目つきも。描き下ろしもかわいくて、ずっと二人を見守っていたい気持ちです。大好き!