展開がリアルで「ありそう」なシチュがいい

運命的な出逢いって、一般人にはまぁないと思います。フィクションの世界特有のイベントですよね。その点この２人の出逢いは身近な存在を主人公にして、「ありそう」なのが良いなぁと思います。変な意味じゃなく、宅配業者さんと何かしらあった人って結構いると思います。帰宅時にエントランスでバッタリあって、その場で荷物を渡してもらうとか、顔見知りのドライバーさんが未手続きの荷物を「ついでがあったから」と厚意で再配達してくれたりとか。そう考えると、展開がとってもリアルで楽しかったです。あと名付け方が、単純に面白い。ミケネコ便て…ミケちゃんて…と、楽しく読み進められました。各シチュやミケちゃんの可愛いさ、天野の鈍感さ（ミケちゃんの年齢に気付くの遅すぎる件、自分とミケちゃんの気持ちに気付かない）など色々とツボでした。