このレビューはネタバレを含みます▼
初めての作者さんでしたがキャラの絵が綺麗なのはもちろん、田舎の山の風景とか空とか月とか雰囲気があってとても良い。長い間孤独だった狛犬の化身✖人とうまく付き合えない青年・伊月の物語。人間関係に疲れ都会を離れてやって来た田舎で狛犬の狛(ハク)に出会う。妖に襲われかけたところを助けてもらい、そのまま狛に懐かれて一緒に過ごすことになる(ネコちゃんも登場)。伊月はとまどいながらも狛と過ごし、少しづつ孤独を埋めあって狛の最大のピンチも乗り越え、愛も確かめ合えてハピエン!!、なんだけどその後も淡々と描かれていてそれがもう泣ける(T T)。普通のBLはここまで描かないもんね。ハピエンはハピエン...でも切ない。泣きたくなるBL読みたいときにはイチオシです。心に残るお話しでした。欲をいえば両想いになってからの甘々なふたりをもっと見たかったなぁ。