クジマ歌えば家ほろろ
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クジマ歌えば家ほろろ

紺野アキラ

このシュールな世界観、好きです

2022年6月12日
なぜ人間は二足歩行生物を見ると、親しみを覚えてしまうのか。そんなことを考えながら、日本語を話せる未知の生物「クジマ」の存在のシュールさと、テンポ良く明かされる意外な生態に、笑いながら読み進めているうちに、その世界観が心地良く感じてくる新感覚コミックス。

いいなあ、異種生物を排除の対象としない世界観。日本食大好き、でも気遣いしすぎない存在が生む、緩んだ空気。読んでいる間は、どこから突っ込んだらいいのか分からないカオスに大笑いさせられたのに、読んだ後、心があったかく、かつ軽くなる。これは、読んだらおススメしたくもなるのも分かります。

なんとなく和山やま先生味を感じるなと思ったら、Twitterによると和山先生のファンだとのこと。なるほどシュールなわけです。
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