このレビューはネタバレを含みます▼
映画化が話題になっていたので気になって読みました。
話題になるのもわかる衝撃の作品ですね。
主人公の感情がまっすぐに刺さるので読んでて(いい意味で)しんどかったです。
ある日友人であるマリコが亡くなったことをニュースで知ったらシイノ。
マリコとの思い出を思い返しながら一大決心し、遺骨を家族から奪って一緒に旅をする話です。
なかなかに行動がワイルドでびっくりしますが、マリコとの記憶から考えればシイノの激昂も蛮行も納得ですね…。
色々と可哀想ではあるけどめんどくさい女だったであろうマリコとの友情、自分に何も出来なかった後悔だけが残ってしまい辛いですが、その思いも一緒にシイノが生きて思い出してあげるしかないですね。
友人を失った喪失感が凄く現れていて、映画になったものも見たいなと思いました。