このレビューはネタバレを含みます▼
1巻目は最高に面白かった。妃候補と発光王子。発光王子の素顔は如何に?(まあ表紙でバレバレなのですが)と、盛り上がったし、他の候補者達が実はいいひとーっとばかりに仲良くなっていく過程もスピード感があって、すごい楽しい。でも……ここからです。2巻中盤でオーラがバレてメイド契約した頃から雲行きが怪しい。面白さが大失速していく。原因は王子の素が幼稚であった事(ヒロインとのやり取りに、逐一面白くないギャグコマを挟むのも一因かと)。他の妃候補、王妃がご都合主義な「いいひと」であった事。ヒロインってば、苦労知らずのまま。呆気なく両想い+他の候補者からも支持されて、妃確定になって終わった。……盛り上がらないです……。ヒロイン、素朴でぼんやり悪意がないってだけで、何もしていませんよ。逆に家門の派閥争いによる重責を背負う妃候補者達や従者達に、この幼稚なカップル共は何もしてあげてません。 周りのお膳立てに甘え過ぎでしょう。メイド諜報員役も、もっと頑張って欲しかった。なる意味あった? と、思います。ご都合主義な結末でした。