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今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


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凶乱令嬢ニア・リストン 病弱令嬢に転生した神殺しの武人の華麗なる無双録
絵、最高です2024年12月8日画力すごい。幼女可愛い。でも、話の題材が面白く思えませんでした。終始、魔法映像の話。リノキスや屈強の大人達をも制圧していく幼女という点は楽しいのに、魔法映像という題材が盛り上がらない……。結局、ただのローカルTVもどきですよねぇ……。制作班メンバーもパッとしないし、制作シーンも放映シーンも、サラッと流されて、「ふーん」という感じ。別に制作中の苦労もないし、クランクアップの達成感を味わう訳でもないし、視聴率が上がってバンザイーって訳でもないし、この魔法映像って意味あります? ニア自身も世界全般へ普及活動して、家門の借金を返済を目指して、合間に無双して、…………で?っていう……。ヒルデ、レリアと3人が企画会議に集まっているあたりも、自分的には一番流し読みしたい。王様もどうでもよし。リノキスが一番好きなキャラですが、ベタベタとニアに袖にされているネタは、もうお腹いっぱいで、徐々に笑えなくなりました。全体的にいまひとつ物足りない物語です。それより、ニアの前世の詳細と冒頭の反魂の術を使って逃亡した術師の行方の方が気になります。 -
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全巻無料……2024年8月18日異世界物で全巻無料。楽しみに1巻から読み始めたものの、序盤で内容が頭に入って来ず、早くもリタイアでした。魔法使いが子どもみたいな片言喋りの点も引きますし、ヒロインも王太子妃に重宝されているが侍女ではなく、王家のメイド? メイドが騎士団長様にタメ口? 王宮で一体どういう立ち位置なんだ?? ちびっこを引き取ったって科白ひとつで流されているが、そもそもどういう経緯で? 魔法使いが登場した場面もきちんと描写して頂かないと、状況が判らない。唐突に、コマの中に一人追加されている。どうやって現れたの? さらに3人は既に知り合いなの? 自己紹介ないの? 諸々、詳細説明が乏しくて違和感が拭いきれないまま話が進んでしまうので、置いてけぼり感がひどいです。各キャラの会話もおままごとみたいで面白味もない。一体何を楽しんで読んだらいいのか判らないマンガでした。
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復讐メイドの成り上がり~公爵の隠し子だったので令嬢の座を奪おうと思います~
定番の2024年7月28日よくある定番の復讐劇ですが、そもそも何故、メアリー様が平民をゴミみたいに毛嫌いしているのか、その理由が判らないまま話が進んでいく。待って、ちょっと待ってと思いました。彼女の幼少期に何かあったの? 何が彼女に影響を与えてしまったの。優しい父親、母親は厳しいながらも、聡明さは持ち合わせているし、この家庭環境で、単純に気位の高い令嬢だからという理由だけでは、ねぇ? 初っ端から平民蔑視に固執している姿に違和感があって仕方ありません。アリスはアリスで、回帰してから、真っ先に闇堕ちして、同僚のメイドにも心開かないまま、他者より自分優先のヒロイン。あまつさえ、お母さんへの想いも薄いなーと思います。もう少し、心情を絡めて欲しかった。こんな2人のヒロイン同士では後に、ざまあを迎えても、「やったね!」と応援しづらいかな。無料分だけで、お腹いっぱいです。 -
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ラブコメ2024年7月19日3巻まで無料でしたので読んでみました。16巻の表紙が一番綺麗。可愛い女の子達とのハーレム話+未来の花嫁は誰だ?的な類似作品なら、せめて「可愛い女の子絵」に特化して、目で楽しませて欲しい所。しかし、お色気ポーズも人体崩壊祭りですし、桜花と流星は区別がつかない。いや、全ヒロイン、顔面と体格の描きわけが無きに等しい。身長差すら無いのか。若干、絵柄の古さと、敢えて云うなら水着すらダサい。ホント、水着ダサい。こんな無個性な絵の子が5人も11人も集まっても…ちょっと…推しも存在しないわ、名前も覚えられないわ。作者、そんなに女の子が好きなら、着せる服も水着も肉体的スタイルも拘って欲しい。色々、気になってしまって、話が頭に入って来ないです。
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コミカライズ2024年7月7日コミカライズなら原作絵の早瀬先生にお願いしたいよー……と最初は思いました。ジネットは外見が幼過ぎるロリ化、髪はボサボサ度割増、一歩間違えたら少年漫画向けの下品なギャグ顔の連発……。でも、これはこれで癖になるイイ味だなと思い直しました。クラウス様はこちらの外見の方が良いので、それと相乗効果で好感度が上がったとも云えます。全体的に画面がごちゃごちゃしていますが、ギリ許容範囲内。ジネットのポジティブさや可愛らしい魅力も鈍感さも嫌味がなくて良き。ただギャグ顔について「ジネッコ」とか、あまりにもギャグ顔を乱発し過ぎると、若干引いてしまいそう……。巻末のオマケマンガは、ネタは面白いのに殴り描きのギャグ顔で、少しいただけませんでした。それでも1冊まるまるの雰囲気は素直さいっぱいで嫌いになる理由がないって感じでした。
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これは想定外2024年7月7日表紙絵のインパクトに惹かれて即決購入。緻密なシリアス絵に加えて、コミカルな行動を起こし続けるルシル皇女。カッコ良くて、中身が可愛い。恋する皇女の死神使命と葛藤にツッコミ所満載です。一体どんな幼少期を過ごしたのやら、兄の皇帝はどんな人なのやら、気になって仕方ありません。そして不穏な謎も投げられたラストページ。これは簡単なラブコメで片付く話では無さそう。ちょっと期待感にゾクリとしてしまいました! まだ序盤の1巻ですが、魅惑のサブキャラ達、巻末オマケ、シーモア限定オマケマンガ、一冊まるまる余す所なく面白さに溢れています。2巻、楽しみです!
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う。刺さった。2024年6月23日全く、全然、これっぽちも期待せずに、なんとなーく他所のサイトで読み始めてみましたら、きゃあああ。ヤコパイが可愛くて可愛くて可愛くて可愛いk……(略)。もうこんな可愛い男子に出逢ったのは、初めてっ! ぶっ刺さってしまいました。まとめて読みたくなって、こちらで購入。ヤコパイ、可愛いよー。新しい扉を開いてしまいましたよっ、私。可愛い。こんな可愛さって、あるか? あるのですねっ。ちふゆ先生、神かっ! 個性的キャラ、てんこ盛り。フツーのあるある男装女子からの逆ハーレムで~のパターンかなと期待薄だったのに、全く違っていました。それぞれカップルが展開しそう。BLもありですね。少女漫画+BL、まとめて美味しく頂けそうです。ちょっと不思議だったのが、九条くんだけ、何故、金薔薇ではないのだろう??って事くらいですかね。1巻では、まだ未登場の桃薔薇、紫薔薇にも出逢える日も楽しみですし、他キャラの深堀りエピソードも気になる所ですが、その合間にヤコパイが星々とますます仲良くしていると尚良いなあという期待もこめて、続刊待ちです。久々にハマった男子です。可愛い過ぎかっ。
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ふ、ふるからー2024年6月23日前頁フルカラーでこのお値段は妥当且つ、お安い方だと思います。タテよみ系のまとめ本や薄い同人誌系に比べたら、「このお値段でいいのかな?」と心配になるくらい。キャラも背景もしっとりして、柔らかな光が美しく、奥行きや世界観もとても素敵でした。眼福。そしてお話もサナナちゃんの飄々とした明るい性格に安心感を覚えて、面白く読めます。攻略本内容がドラ〇エ時代を彷彿させて、懐かしい。そして、この作者様、どこかでお見掛けした気がします。サナナちゃんの女の子キャラ顔に見覚えがあり……。が、思い出せず……名義が違うのかもしれないですが、とても懐かしい……。同人……? 投稿ハガキ……? んん、やっぱり思い出せないな。と、思い、グぐってみましたら、商業では「oimo」氏。そっちかー。そちらは意外でした。そして、あの重苦しく後味が何とも云えない寓話を描かれた作家様だとしたら、大丈夫かな、こっちの漫画は。と、不安感が芽生えてしまいました。2巻までの段階では、とても好きなお話です。
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う……。2024年5月13日割引だったので、一気に2巻揃えて、そこそこ楽しみながら読んでいたのですが、1巻最後で、ズドンっと引きました。モガ祖父の下ネタが全く笑えない……。2巻もひどい。真面目に嫌悪感からの吐き気を催したレベル。これ、作者的にはギャグのつもりなのかな……。ジジイの1コマ、2コマの言動で引く自分の弱さも情けないと思いますが、ジジイが存在する限り、ジジイが視界に入る危険性を考えると怖くて、作品自体そのものと付き合う気がなくなりました。続刊購入ないですね。多聞君が逐一コマの隅っこで目隠しを頑張る姿や、生徒会メンバーの男子達は、ちょっと好きでした。でも、あのジジイは、それすら破壊するエグさだと思います。個人的に無理。
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原点2024年5月6日三原順先生の作品で一番好きなのは「ルーとソロモン」なのですが、はみだしっ子も好きでした。自分はサーニンに永遠の少年像を投影して来たと思います。四人の中で最も快活で純真な人間の本能思考を持ちつつも、それらを他者に(主に大人達に)対して、言語化できない不器用さに惹かれていました。その辺で出会う人間よりも鳥や馬、複雑な思考を持たない生き物の方が、彼の魂に触れやすいのかもしれない。一般的な見方をすれば、グレアム、アンジーの年長ペアの大人顔負けの処世術やマックスの庇護欲を掻き立てる愛嬌さに比べて、サーニンは遥かに「大人に理解されない子ども」だと当時は思っていました。でもサーニンは、成長しても「真っ直ぐ」だ。だから可愛いのです。一番好き。これがアンジーなら判り易くグレてるわ(笑)。サーニンが少年の中の少年だわ。作中、カッコーの鳴く森の回で「クークー」と呼ぶ彼の声が、今でも私の心に様々な感情を植え付けたまま、深く印象に残っています。はみだしっ子は作品終盤へ向かうほど、読者としては難解に思えて来るのではないでしょうか。未だにグレアムの思考と行動が判らない私みたいに。雪山事件で何故彼一人が長く責を負うのかと、今でも理解出来ない。何故。本当に何故なのだろうと。大人になれば、三原先生流の哲学的な事が理解出来るのかと思いましたが、そんな事はなかった。でも、人にお薦めして、代わりに読解して解説して欲しいとは思わない。自分自身で、自分の中だけで、一生考えさせて欲しい。私にとっては生涯、記憶に留まり続ける、そういう作品です。
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暫し様子見で2024年3月4日作品内容の紹介で既にネタばらしされているので、話の展開への期待感が薄いし、何よりもヒロインの性格が全く好きではないかな……。思いっきり「無能神」「汚い」「臭い」「泥」と神様を蔑む発言を連発し、「聖女になりたい」願望も、所詮、薄い憧れ程度みたいだし、身内の父親に対する一方的な我儘も、婚約者に対する欲求も、自分が幸せな花嫁になる為だけの野心の材料でしかなく、違和感あります。ちょっと言いたい放題の勝気なヒロインでは済まない感じ。随分と利己的思考の持ち主ですよね。アマルダといい勝負です。こっちがヒロイン? マジですか。彼女に振り回される周りの人間が、ある意味、気の毒に思えました。とってつけたような正義感エピソードもペラペラに薄いし、神様達が彼女に関わるのは、予定調和にしか見えず、安易な運びだなと思います。最後に出て来たリディアーヌ様だけ、少し気になりましたので、2巻までは様子見してみようかなと思います。
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ジルさんが男前2024年1月27日6巻まで読了。惰性で続刊を買い続けていました。ラーヴェは可愛いけども、もうねっ。ハディスが全く好みではなくて、ジルちゃんが男前という点のみで、ずるずる買っていただけでした。が、ですが! ロレンスが登場してから俄然面白くなって来ました!(←個人的に)このジーク、カミラ、ロレンスの6年後部下三人組がジルを中心に、遂に結集した時、じんわり来てしまいました。巻き戻しの現在では「同僚」でも「仲間」でもない、一時的な利害関係だろうと、ふと「(この三人で居るのは)悪くない」と個々が胸の内に秘めた感想を抱いた事実がいいっ。「妙に落ち着く」だの「憎めない」だの、何だソレ!! くぅっ! すっごくいいなーっと思います。彼らに、二度と不幸な死と絶望に陥らず、平和な幸福が訪れて欲しい。望むはハッピーエンド! そして時間を遡っても、ジルの本質はジル以外の何者でもないのだから、彼らの、人々の、すべての上に君臨していて欲しい。……あ、ハディスは、まあ夫になるのは構わんですが、そこそこに大人しくしとけって感じです。いや、ホント、全くときめかないなーっと思うので。(←個人の感想です)そこそこに隣に居ればよろしいです。時々、威圧して来るとイラッとするヤツです。
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わぁ。すてきーっ2024年1月21日これは目新しいファンタジーかもです。お話もさることながら、ドレスが絢爛豪華で美しーっ。(ま、眩しいっ)カラー表紙より中身の絵の方が緻密で綺麗です。作画すごい。素晴らしっ。見ていて飽きないっ。ミリアージュの微笑みが15歳とは思えないほど雄弁に語り、これはただの虐められキャラじゃない。ミリアージュが候補者の中で一番大人ですよ、大人。しっかり地に足が着いた知性と慈愛を持つお嬢様です。好感度高い。王太子が「国一番の美人」を指定したり、宰相の質問が意味深だったり、王室の物品の節約が謎だったり、気になる点は幾つも散りばめられ、この婚約者選定の意味は? 結末は? とても続きが気になってしまいます。ディラとリアの組み合わせも微笑ましく、正体は隠し合っても、飾らない本音で語り合える間柄って素敵ですよね。令嬢方の駆け引きや、ちょっと異彩を放っているファエカ嬢もかなり好き。好きな箇所が多過ぎて、これは久々に掘り出し物作品に出逢えたーっと大満足でした。3巻が待ち遠しい!
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無料3巻まで2024年1月21日1巻冒頭から「説明求む!」状態。右足が無くなった? それって大変、衝撃的な設定ですが、奪われた原因は? 侯爵家の男と何があったの? 2人の関係性は? 政略的な?? 婚約破棄しない真意はないの? 沽券って何よ、そこまで世間に義理立てする何があったんだよ。「色あせた」とか情緒的な云い回しせずに、はっきり解説してくださいな。何のストーリー説明もないまま物語が始まり、さくっと転生事実を受け入れて体力づくりを始めるヒロインと、それを献身的に支える口悪ヒーロー。いやいやいや。君ら、その前にやる事があるでしょう? まずは読者に詳細を教えてくれ。右足なんで無くなったの! そこからでしょう? 「奪われた」と云う以上、実は事故時の記憶がないとか矛盾しているでしょう? そもそも乙女ゲーも知らぬ元日本人・一般OLが、速攻、転生に順応出来る不自然さ。読者として置いてけぼり感、ハンパない。もう意味が判りません。ストレス溜りました……。
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可愛さMAX2024年1月21日ヒーローに溺愛される純粋ヒロインとか、巷の作品では、その自己肯定感底辺、愛情無自覚、純真無垢なんてっ、あざとさMAXの辟易するワード群ですが、ピアは本当に控えめに云っても可愛いぃぃいっ。時々、ルーファスのアピールに小ボケしてしまうピアにクスっと笑ってしまいます。真面目で謙虚で真っ直ぐで友達想い。疑心暗鬼に自己嫌悪する姿も可愛い。スタン侯爵家の人々が寛容な訳ではない。ピアがピアたる所以の寛容だって判ります。ええっ。決してご都合的なヒロイン補正で成り立ってはいない。そう! ルーファスが恋に落ちるのも無理はない。溺愛上等っ。納得尽くしです。可愛いぃぃいいいっ。作画もすごく好き。幼少期、成長期のルーファス、ピア達と大人達の描き分け、表情豊かさ、犬も鼠も魅力的で虜です。難を云えば、ルーファスの髪型くらい。幼少期のマッシュヘアが成長しても、ずっと変わらずで、それはそれで可愛いのですが、茶会で見せてくれた前髪上げの姿を、もっと度々出して欲しいです! 原作挿絵に準拠されているのは判るのですがっ、前髪上げて色気を出しているルーファス様をもっと見たいなっ。さて4巻まで読了。また新たな賭けも始まった。ますます幸せ姿を見せつけて欲しい。そんな二人を見守る所存です。
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まにあっく2024年1月1日異世界【恋愛】ではなく、【偏愛】。という事で、アブノーマル系の異世界話でしょうか。お目当ての作家さんのお名前があったので2巻のみ購入しました。コミカルなギャクはあれども、オチは個人的好みのハッピーエンドやほのぼの系とは程遠く、もしかしたら一般的にも読み手を選ぶ系統かなと思うのですが、作家様方は、自由に描けるお題だったようで、大変楽しそうでした。2巻単品に関しては、相思相愛というより、一方的な「その愛(性癖)、クソ重いわ!!」を押し付けて、あっという間に成就させちゃっているパターンの作品が多かったかな。2巻に限ったお話かもしれませんが、1巻と3巻も似たパターンなのかな? でも美しい背景描写、笑顔から絶望まで豊かな表情のキャラ、その世界観に魅せられる筆力のお話もあり、「買って損した」感は少ないです。アンソロジーは本命1作、掘り出し1作あればお釣りが来ると信じています。そのくらいの譲歩と妥協がなければ、アンソロジーに手を出す行為自体、くじ運要素が強過ぎて、ツライ結果になりますよね……。そもそも単話販売して頂けたら……うう……うっ、何でもないです。
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死に戻り令嬢の仮初め結婚 ~二度目の人生は生真面目将軍と星獣もふもふ~
あたたかなお話2023年11月12日絵もお話も温かい。素敵な新生活! 新居の内装を二人で見て回り、バルコニーでお茶をする場面が何とも云えない穏やかな雰囲気っ。生活様式も細かく描かれ、キャラやスーと星獣達の息遣いが聞こえてきそう。かなり好みです。ふくやまけいこ先生を髣髴とさせる生き生きとした描かれ方です。星獣スピカが前世で王太子達に何をされたのか、今世では再び逢えるのか、続きが待ち遠しくて、ハラハラします。スピカとセレストの頬ずりし合っている前世が可愛くて可愛くて可愛くて、早く巡り合いますようにと願わずにはいられません。スーも可愛いですよ。もちろんフィルがセレストの目線に合わせて、膝をつき「家族だよ」の云い方も優しい響きで好き。本当に、二人はお似合いですよー。涙出てしまった。絶対、幸せになれーっ。2巻でアンナ、モーリス夫妻が加入っ。このお二人の冷徹な表の顔に反して、いいひとっぷりにも、ほっこりしました。 -
貧乏令嬢の勘違い聖女伝 ~お金のために努力してたら、王族ハーレムが出来ていました!?~
最高ーーっでした!2023年11月3日そもそも王族ハーレムとか安っぽくタイトルに載っているのが良くない。読み手、選びますし。ウォルフくんは全然好みじゃないし、こんなのが付いて回りながら、ハーレム要員を集めていく話なら楽しくない!とか、大分敬遠していたのですが、ぐぐいっと読んでみたら、ハーレム関係ない! 関係なくて良き! 恋愛絡まないなら、ウォルフくんもいい相棒で、ほっこり見ていられる。自国の世直しっ骨太っ密度高いっ冒険話です! 4巻完結が惜しいです!良かったーっ。ソフィアの自己評価低さ、安全な逃げ道を模索しながらも奮闘していく姿が可愛いくて良かった。実際、彼女は身体能力が高いウォルフくんや規格外の魔力を持つヴィンセント達とは違う完全な凡人域の自己研鑽型。「今世では死にたくない」という妄執に囚われながらも、領地への深い愛情を礎に困難に立ち向かう冒険者。努力型の素敵なヒロインは大好きです! コミック完結なら続きは原作を読みますとも! コミック版の作画も最高でした! 戦闘場面もカッコ良く、子どもから、ぽよぽよお父様まで魅力たっぷりでした!原作2巻で初出のキャラやワンシーンを惜しみなく描かれている所に作画担当者の愛を感じます。 -
王太子に婚約破棄されたので、もうバカのふりはやめようと思います
パンチが弱い2023年10月16日一気に3巻まで購入して後悔中……。バカなフリをしていたヒロインが、実は国政も左右する才能の持ち主だったと、社交界や貴族達の認識をひっくり返していく展開が面白い筈なのに、どうも……ヒロインのやる事が地味な意見行動程度に留まり、更に、この期に及んで「自分が動いては……」と遠慮の塊なので、最終的に物事が良い方向へ帰結しても、全く爽快感がなくて面白味が半減しています。しかも、ヒロイン1人が11年間、バカの演技をしていた程度で、城内で箝口令を敷かれている訳でも、黒い陰謀が関与した訳でも何でもない。会議や執務関連に携わる城勤めの大臣、家臣達は、彼女の有能さを昔から「女神!」と崇め奉っているままだというのに、バカと王族や貴族社会全体に認識されている設定は不自然です。反対派閥の貴族や侍女が無能さを流布した所で、執務に関わっている彼女の非凡さが、城外に漏れ出ない筈がないでしょうに。バカのふりを止めた後に、「初めて執務関係をやらせてみたら、実は出来る天才だった!?」というなら話は判るのですけれども、無理矢理な秘匿設定だなあと思いました。他国の王子の前ですら、あっさり有能さを披露しているのに、強引過ぎる。ちなみに、サイラス王子、顔面は綺麗ですが、常にタイツ姿と、膝をきゅっと寄せて座る姿が気になって仕方がなかったです。ヒロインが書類仕事で多忙な合間に、この第二王子は何か仕事しているのかな、暇そうだなあと、そこも気になりました。 -
オトギバナシ2023年9月24日可愛いわんこ系に振り切って描かれている絵柄が、とてもキャラに、よく似合っていて良かったです。もう「村人Aの少年という平民が騎士学校に~後に騎士に~あっという間に出世して隊長に~嫁も平民で~」と他の作品では障害しかない困難な人生設定を、さらっとクリアしてわんこラブラブしている所がっ、平和なお伽話風味で、ストレス無しです。どんな経緯か、有能執事が居て、主人に説教ツッコミしつつ、周囲の使用人達まで若夫婦に好意的な所もほのぼの感満載。可愛いなー。余すところなくアランとティナの二人の行く末を見守る事に一点集中出来た所が、ストレス無し(2回)でした。ティナの知らないアランの騎士顔もあるのか(ないのか)、ふわっと気になる余白もあり、この1冊で完結なら、綺麗にまとまっている感じで、私は満足しましたが、続刊予定もあるとか? 今後はティナがもっと愛を自覚するだの、ライバル出現だの、嫉妬覚えたて嫁と二人結ばれる~という読み飽きた展開だけですと、つまらなさそうかも……。変わった展開を期待します。まあ、既にエディーが結構引っ掻き回し役として、大変ウザかったので、今後は登場して欲しくはないと、正直思います。
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うっわ…2023年8月3日無料2話まで。周りの善意で成り立つ生活に感謝も自立心もない父親と意味不明な奇跡のぬいぐるみの忠告を悉く無視する娘の爆走っぷりに、ゾワっと鳥肌が立つ不快感です。ペットボトルのお茶も扱えない幼稚園児の娘が何故、カップ麺をそのままの容器と大人用箸で食べられるのか、基本的に服や髪リボンまで身支度が出来ていたり(父がやっているとは思えない)、靴も履けていたり、来たばかりの「よそのおうち」のトースターやコンロまで使えたり、分厚いフライパンをコンロに置けたり、意味不明な描写ばかり。そこまで器用な癖に、「幼い子ども」っぽく失敗するチグハグあざとさ感。作者の感覚に馴染めそうにないので、続きは断念です。
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無料2巻だけ2023年7月23日世間を知らない田舎育ちの女の子が、自称勇者パーティに誘われてホイホイ付いて行き、散々、能力を搾取された後に捨てられたと。立派なお父様が、ある意味泣く案件。それでも、そこまでは百歩譲って良しとして、ここからのお話。魅了魔法から脱した後、この子の「人生の目的」って一体何でしたっけ?? そこ語られないの? 薬学の世界を探求したい? 強い冒険者になりたい? 薬を研究して生活費稼ぎたい? 冒険者として人々を救ってあげたい? 何か語って行動して。読者として応援してあげたいと思える彼女の自身の目標というものが、何も描かれていない不自然さ……。何がしたいんだ。単純にイケメンに流されて、イケメンに云われるまま冒険者ランク試験受けて、流されるままに、仕事にくっついているだけでは? 更に、父親が国中の人間の尊敬を集める薬師だと判明した所で、それが何か?? 先々でキャルが蘊蓄垂れる科白内容も面白くないです。カイルに簡単に篭絡されている所も恋愛要素が薄っすいし、心情面も深堀り皆無だし、勝手にくっついているだけの二人のやり取りなんて、しらーっとしてしまう。全キャラ同士の会話センスも単調で、一体何を楽しんだらいいのか判らないマンガでした……。
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あら。2巻完結。2023年7月23日あっという間に終わってしまって名残惜しいですが、綺麗にまとまっていました。だから2巻でも万々歳、かな。満足です。流麗な絵柄で、宮廷と市井の風景の華やかさに惹かれます。呂清と皇帝、少々童顔気味で、もっと切れ長目だったら男前だったなと、ちょっと思っていましたが、男らしくて良かった。白漣の木蓮に対する愛情の深さも、最後までブレず、木蓮当人にすら己の本音を隠し、そして周囲を欺く技、並大抵の才媛が出来る事ではないと思います。欲深い毒親共から、よくぞこんな素晴らしい女の子が真っ直ぐに育ったものです! 芯の通った女性には惚れますねっ。皇后となるのは、まさに、この人しかいないっ。
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「赤毛の役立たず」とクビになった魔力なしの魔女ですが、「薬草の知識がハンパない!」と王立研究所に即採用されました。[ばら売り]
ん?2023年7月8日定番の追放系ざまぁ話なのでしょうが、職場の3人が何故ヒロインを追い出したいのか、よく分からなかった。雑務も人一倍こなす仕事量の多い子を追い出したら、その分、自分達の負担が増える事は自明の理でしょう? 経営破綻寸前で人員削減を余儀なく…でもなく、リスク必至の幼稚な嫌がらせを元に唐突な解雇とか、展開がごり押し過ぎなのでは。「役立たずのくせに、偉そうに」の台詞も意味不明です。見るからに気弱で素直なヒロインが、同僚達に誤解されるエピソードもないし、職場の人間、十代の意見がまかり通る所も、どんな子ども経営なのかと疑問ばかり感じます。でも素朴で優しい作品で好きです。 -
表情豊か2023年7月1日表情豊かで可愛い。原作では幽閉の塔の詳しい描写がないので、え? 室内で薬草を育てている、だと? 日照環境あるの? とか、腕輪に紙とは? とか、説明不足が目立って、意味が判らない箇所が多かったので、補足して下さって有難うございます、作画担当様っ! クロードは原作と同じく、漫画でも解説キャラか、と笑ってしまいましたが。誰にも頼まれてもいないのに、状況説明やり過ぎでしょう。不自然な(笑)。でも本当に一コマ一コマ、ヴァイオレット(inソフィア)の表情が豊かで見ていて楽しいです。突発的に他人の身体に入っている状況に陥ったら……という、一般的なヒロインの反応を斜め上行く所が面白い。自分の身体がどうなったとか、先に思わないのかな? そっちよりふかふかお布団とごはんかーい! と、笑ってしまいました。不幸な境遇の割に、本人に悲愴さがなくて軽い。さくさく読めそうです。
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動物のお話は反則です2023年6月25日現時点では無料1巻のみ。死体の眼がとても綺麗に描かれ、生涯を終える彼らが最期に目に映した風景は何なのか。想像する健匠くんが印象的でした。想像が事実だったかは判らない。現場検証からの推測が当たっているかは判らない。でも死の世界に旅立った彼らが最期に眼にしたものが、どうか幸せな思い出でありますように……。動物を題材にしたお話というだけで、号泣ものですのに、どれも視点が美しい話。観察的な健匠くんの思考も、既存の専門知識に長けた茨戸くんも、将来の獣医師として立つ人間として突出した才能を有しているのだなあと思います。感情的にならず、大人ですら敵わない冷静な表情はヒューマンドラマではなく、ひと味変わった変異的な動物物語を創り出しているようで、ゾクゾクします。時折、自分が人間を見つめる動物側になったような錯覚を覚えてしまうほど不思議な感覚の物語。個人的に人間側として胸に詰まってしまったのはシマリスと黒猫のお話。自分が愛犬を亡くした時の事とシンクロしてしまって、どうにも泣かずにはいられませんでした。
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推しに没落させられたので仕返しする所存~悪役令嬢は辺境の町で溺愛されて困ってます~
早く巻で読みたい2023年6月25日分冊じゃなく巻読みしたいです。絵は味があって好きです。ちょっと10冊目の1Pみたいにキャラのお鼻が「いきなり何でイモ鼻?!」と誤認してしまいそうになるけれど。冒頭のお決まりの説明と都落ちはサクサク進むし、おバカなヒロインと天才的な囲い込み気質のヒーローのカプ。好物です。何故こんなにもセシルってば、常識の斜め上を行くエリアナを一途に慕い、粘着してしまうのだろう。スパダリ感も半端なくて、そんなセシルがすごくカッコいい。庶民暮らしの生活力がエリアナを上回っているのも彼の生い立ちを知れば当然なんだけれども、何年掛けて、エリアナとの暮らしを獲得したか考えれば、もう「愛」しかないよねっ! そして簡単に手を出せないんだよねっ! そうだよねっ! と口元が綻んでしまうわっ。幸せになれーっ。 -
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名作になりそうな予感2023年1月15日この物語の終結は、何処へ向かうのか、全く予想がつかない。真夏の太陽の眩しさ、家屋の日陰、森と生物の息遣いと湿ろうしい暗さ、光の中にいる「ナニカ」が光の記憶、肌と汗、声と視線、「ヒト」として体験する悦びは、全て無垢な魂のよう。それと同時に生存本能に飢えた「モノ」を内包しているかのよう。「ナニカ」は、一体何でしょう。とある田舎の集落の迷信で伝えられた「呪い」とか「怨霊」とか、はたまた「未確認生物」とか、ただ死んだ光本人が抱いていた、よしきに対する感情以上に、よしきに執着するようになった「ナニカ」を現代社会の大人達は畏怖している事実。よしきの行動が破滅へ向かうのか不安を煽り続けます。この二人を最後まで見届けたいと思いますので、最終巻迄、読みたい。3巻が待ち遠しいです。冬に読んでも、春に読んでも、この真夏の世界は、いつでも脳内に蘇る事、間違いないでしょうから。
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葉月さん、可哀想2022年10月10日作者の嗜好が偏っているのか、鬼の花嫁と同じ。中学生脳と云うか、ハイスペ男子の嫁が作者の憧れなのか、またもや、テンプレ展開。両親に虐げられた…? 兄弟比べて無関心且つ買い与える物の格差が常識な親など、世間には幾らでも居ますが? ごろごろオヤツ三昧、一般家庭より裕福な環境のお嬢様暮らし。更に放任を代価に自由と努力不要の能力まで降って湧いた訳ですが? 不幸顔して「〜して貰えなかった」と卑屈に拗ねる華は応援しづらい。過度な重圧と過酷な修練を課せられ、耐え忍びながら成果を出して来た葉月の方が数万倍も尊敬出来る。努力無しには磨かれなかった才能でしょう? 華達の家は所詮、分家なのだから、権力とは無縁の人望を持つ葉月は、本人の資質が素晴らしい証拠。こっちがヒロインになるべき! そして、なんちゃってハイスペ男。力を間近で目撃しないと自分の伴侶対象が分からないのか。迎えの時も、肩書きだけの会話能力や所作が半端で、中身ペラペラなキャラ付けが端々に見え隠れするあたり、作者はもっとハイスペ男子を研究した方が良いのでは?と思いました。
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もっとこう…2022年8月6日加護スキルの神父と治療院に身を寄せた所迄は面白かったし、魔獣も不屈の精神を持つヒロインも大歓迎だったのですが、あっさり将軍が登場してからは…国間の戦争予兆もグダグダのポンコツ恋愛ルートに脱線しまくり。そして、この2人のやり取りの魅力の無さよ、勘弁して。将軍の死の話が遅々と進まないし、ヒロインが「好きかも。でも言えない」とか恋愛音痴脳も、そんな展開、期待していない。演出も妙に古くさくて、貴方もただのヒロインか。もっと骨のある子かと期待し過ぎてごめんなさい、です。ヒメ介入がいいスパイスではありますけれど、ヒロインとヒーローのキャラの薄さに、実に勿体ない敵キャラだなと思います。あと、個人的な意見ですが、このヒーローに惚れるヒロイン達が分からない。ちょろっと顔出ししているテイマーさんの方が気になっています。もっと彼に出番はないの? キャラデザが好み!
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ずっと昔から大事にしている本のひとつ2022年5月30日「荒野の天使ども」の続編で、小さな少女から大人の女性へと成長したミリアムと、今もミリアムを小さな子どもとしか見られない朴念仁ダグラスのラブコメディ。二人のピュアな恋模様と、弱者を守り悪を成敗する西部劇の様式美がピタリと噛み合う冒険活劇第二弾は、本当に連載当時、続きが楽しみで仕方がなかった。途中、長期休載もあり、どれだけ完結する日を心待ちにしていた事でしょう。今現在、一気に完結まで読める読者様は幸せ者です。いや、本当に羨ましい。コミカルで魅力溢れる二人と取り巻く人達の優しさ、こんなエンターテイメントが外国で実写映画化されたら最高だと、今も夢見てしまうくらい最高の作品だと思っています。
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洋画のような2021年11月21日癖の強い人物絵なので好みが分かれるかと思いますが、女性作者にしては重厚で力強い筆致の描き込み量。昨今の本格ファンタジー系列で画力の高い人気漫画家陣と同等なのではと思いますが、話と画、共に船戸氏の系統も感じます。1巻の第1話で(後になって「子ども」と表記されましたが)初登場のジゼルは年齢不詳の外見に、しなを作る仕草や目線、尊大な喋り方が妙齢の女性に見えてアンバランスでした。話数が進む程に、彼女がもの知らずの女性未満の少女だと判るのですが、序盤の導入はかなり大損をしている印象です。明らかに「子ども」であり「少女」である年齢だと推測してからは、彼女の立ち回りが自然なものに見えて来ました。まだ恐れも知らない好奇心を両手に抱えた女の子なのだと。貸し部屋の住人から近所へ、街へ、彼女の移動範囲が広がるにつれ、彼女の世界を見る眼の輝きが変わっていきます。外国の映画を観るような気分にもなって来ました。ここまで画力があるなら、もっとジゼルの外見を、表情を、精神と共に進化させて欲しい。そこまで魅せて貰えるなら、圧巻な作品だと叫びたくなります。正直、まだ様子見です。公園の船の話は、作画がすごかった。森の中の一面。鳥肌が立ちました。素晴らしいワンシーンでした。
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