10年拗らせ愛





2022年6月13日
伊織の回想シーンにふたりのいいときも悪いときもいっぱい詰まってて、甘さも切なさも歪んだ感情へのドキドキハラハラもあり…心臓をぎゅっと掴まれっぱなしの1冊でした。本編より好みのストーリーです、未読でも読めるかと思います。南条の悪癖がどう模られていたのか描写もしっかりあって説得力ありました。伊織の健気さも臆病さも全部愛おしく、ふたりの10年拗らせてきた想いも相まって、ラストの伊織のかわいさはひとしおでした。敦の極端な行動も怖さもありますがいいスパイスになっていて、拗らせ愛ストーリーにとどまらない感じもたまりません。

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