雨だれの頃
」のレビュー

雨だれの頃

桃子すいか

じんわり…

2022年6月15日
中学生のスグルとヨシの話。読了後、最初のモノローグを何度読んでも、写真を見つけた社会人になったスグルの隣にヨシはいるのか、いて欲しくて何度も読み返したけどいないのではないか、と思わされる。いないからこその突き刺されるような胸の痛みなんだろな。桃子さんは保健室と数学も好きだけど、本作が1番好きです。読後、何日経っても本作が忘れられず、何度も心の中で反芻し、2人がどうなったか思いを巡らせました。こんな風に、胸に残る作品、本当に大好きです。最初は⭐︎4つかなと思ってたけど、これは星5で間違いないです。
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