ラストダンスはわたしと【コミックス版】
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ラストダンスはわたしと【コミックス版】

吉池マスコ

全員に惚れる。

ネタバレ
2022年6月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ マスコ先生のオメガバ!
オメガバの良いところだけ取り入れて、更に更にマスコ先生ワールドをパワーアップさせた作品!
地下格闘会で出会った真田(Ω)、九郎原(α)、志良堂(α)。
そこにはよくあるαの絶対約束された楽勝な人生などない。真田の過去は勿論めちゃくちゃ辛い。
強くないと生きて来れなかった、その壮絶さが滲み出た3人のキャラクターが絡み合うストーリー…熱いですっ。
真田と志良堂の間には切っても切れないくらいの深い愛情と恩義が、真田と九郎原には抗えない運命の番というつながりが。
出会ってしまった、きっと運命の番というだけで真田は志良堂さんを裏切らない。運命なんてものともしないくらいの想いがあるんだから。
真田と九郎原の愛は必然。運命に誰も翻弄されない、3人ともが相手の事を想っただけ。諦めたわけでもなく。
でも、それでも志良堂さんの生き方は切なくてかっこよすぎて涙が出ます。
ていうかみんなかっこいい!!これだけの話をなんなく180頁に収めるマスコ先生ほんとに凄くないですか!?
人の感情をゆさぶるのに無駄な説明なんて要らないんですよ。
生き様だけで魅せられる漫画!
しっかしエロいな!!そしてバッキバキの筋肉!肉体美!
オメガバ設定で良かったと感じた子供の存在。
どこを切り取ってもドラマになる。
素晴らしかったです!

マスコ先生の同人誌にこの後日譚があると知り読みました!こちら志良堂さんも出てきます。笑えるのにやっぱり泣けます。手に入る方は是非!!
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