ぼくらの時間 おまだめ a time for us~「おまえでダメならもうダメだ」同人集~
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ぼくらの時間 おまだめ a time for us~「おまえでダメならもうダメだ」同人集~

未散ソノオ

言葉にできない想い

ネタバレ
2022年6月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本編『おまえでダメなら~』も、対となる様な幾とミトのお話『どうしようもない~』も、じわじわと胸が熱くなるような感動がありましたが、発売日にいそいそと読んだこちらの同人集は、予想外に心に響きまくりで、胸がいっぱいでした。
何度もレビューを書こうとしたんですけど、どんな言葉で表せばいいのか分からなくなって、キーを打つ手が止まる…の繰り返し…。今日は書けるかな💦

感じ方や受け止め方は人それぞれあると思いますが、私は、伊勢島くんが自分と重なって見えて、とても胸が苦しくなりました。
子どもの頃、親や先生に貼られたレッテル、友達(クラスメイト)の中で与えられたポジション…居心地の悪さと募る自己否定。ずっとずっと苦しかったんです。
地元を出て、それまでの自分を知らない人たちと出会い、今思い返しても上手く人付き合いができていたとは思えないんですけど、そんな自分でも一緒に過ごしてくれる人がいて…ようやく「あ、私も存在していいんだなぁ」と思えたりして(大袈裟じゃないんですよ苦笑)、今があります。そんな過去が思い出される中、伊勢島くんの涙が染みて染みて…たまらない気持ちになりました。
自分を伊勢島くんサイドに置いてしまうためか、八雲が救世主のように思えます。八雲のような人に出会うことは奇跡のようでもありますが、ちょっと視点を変えて、自分が八雲に近付くことはできるんじゃないかなと思ったりしました。こんな素敵な人に自分がなれるとは思えないけど、でもでも、近づきたいと思うことが大切じゃない!?と前向きです。
そう、ソノオ先生の本は、読んだ後に希望が持てるんです。それがとても嬉しいし、ソノオ先生と出会えてよかったな、って思います。
さてさて、八雲に一歩近づくためにも八雲レシピにチャレンジしようと思います!
うわ!結果的に長い💦失礼しました~💦
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