スモークブルーの雨のち晴れ
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スモークブルーの雨のち晴れ

波真田かもめ

凄い。

ネタバレ
2022年6月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今の仕事辞めて何となくやすみたい、誰もが1度は思いますよね。そこから始まる非日常、、じゃないんですよ。作品のそこかしこに自分にも起こりうる日常が含まれていて、特に家族の介護に触れたことは衝撃でした。家族についても仕事についても考えさせられる、吾妻の退職と久慈の退職、どちらにも大きな意味がありどちらも自分の日常と重ね合わせられる所がありました。と、そんな大袈裟に書き込んでしまいましたが波真田先生の「日常」を切り取り作品としているところがとても素敵で、読み終えて今既に次の巻を楽しみにしてます。189ページだったとは思えない程の読み応えでした。吾妻の誘い方、官能的ですよ。
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