片思い
」のレビュー

片思い

木原音瀬/伊東七つ生

後編途中で断念しました‥

ネタバレ
2022年6月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ 木原さんの作品は読む前にしこたまレビューを読んで覚悟を決めて挑みます。今回もしこたま読んで大丈夫だ!いける!と思ったんですが、どうしても最後まで読めなくて断念しました。というのも今回の登場人物誰一人にも共感できなくて‥。こういう人物像を書けるって純粋にすごいなぁと思う反面、エグいなぁとも思うんです。個性が際立ってるんだけど際立ちすぎるというか。私には受け付けられなかった‥。特に後編の門脇×松下CPが。
門脇の流され侍っぷりに何度も思考停止しかけ、松下の獲物をじわじわと追い詰める仄暗い欲望が読んでてめちゃくちゃ怖くなってきて。でもって、エグみがヤバそうで気の強い私の苦手なタイプの女性登場にギブアップ。途中から読めなくなりました‥。
前後編でCPは異なりますが、私は前半CPの方がまだ大丈夫でした。ツンしかない吉本と一途なワンコ三笠CPは、攻めの性格がほのぼのしているからかまだ救われまして。何より吉本の想いが通じるまでの赤裸々な心情が片思いの辛さや切なさを見事に捉えてて、さすが木原先生!と読んでてゾクゾクしちゃうほど。というわけで前編は興味深く読めたんですが後編で失速しちゃって今に至ります。無念です。
前編83p、後編140p、後編の真ん中くらいで本を閉じました。前編が良かったので星3で。
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